神戸市北区の温泉案内

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FIREの悲劇 ~暇との戦い~

FIREって最近よく聞きます。

調べるとFIREとは「経済的に自立し、早期リタイアをすること」だそうです。

これまでFIREは私の夢でした。つらい仕事をしなくても生きていけることに大きな魅力を感じていたからです。仕事はとにかくつらい毎日でした。苦手な人、合わない人とも仕事をしなくてはいけないし、物量は多いからとにかく毎日四苦八苦して途中からはまともに仕事をすることをあきらめていた自分がいました。苦手なことには手をつけず、ほったらかしてあとは知らないという態度です。そうでもしないと自分を守れなかったのです。そんな日々のなかでFIREさえできれば幸せになれるはずだと強く信じて疑いませんでした。しかし、理由は違えど実際に仕事をしなくていい毎日が手に入ると、違う現実やつらさが目の前にあらわれるようになりました。「暇との戦い」がやってくるのです。何をしなくてもいいし、何か好きなことをしてもいい毎日というと非常に聞こえはいいですが、実際には退屈で何をしていてもつらく感じるのです。正直こうしてブログを書いているのも、この暇との戦いのためといっても過言ではありません。

ホリ〇モンがこんなことを言っていました。「FIREなんてボケまっしぐら」。当時はなにをいっているんだろうという感じで動画を観ていましたが、実際にこの状況になるといっていることの意味がわかるようになってきました。あんなに楽しかった旅行も、毎日旅していいといわれると、苦痛に変わってしまうのです。恐ろしいことですね。

専業主婦の方たちはどうやってこの日常を過ごしているのでしょうか。私の日常はいま、家事は家族が担ってくれていますし、仕事は免除されています。この生活もあと少しであることには違いないのですが、とにかく毎日が楽しくないのです。

FIREをした人たちも、リタイア後にこの苦痛に気が付いて、また仕事をはじめるひともいるようです。気持ちがすごくわかります。

何もすることがなさすぎて今日は三木市の県立三木山森林公園を歩いてきました。

おじいさん、おばあさんばっかりでした。

いま老後を迎えた感じがしてすごくつらかったです。おじいさんやおばあさんはこういう日常はつらくないんでしょうか。一日がもっと短いから歩いたりしているだけで満足できるのかもしれません。

しかし私にはこの日常はきつすぎます。かといって仕事に戻りたいかと言われれば、ん~~~~~、という気持ちです。非常に複雑な気持ちですね。

いまの目標は異動と転勤をすることです。職場は営業でエリアは静岡ですから、神戸に戻ってきたいのです。病気のこともあって、営業はもうむずかしいですね。職種とエリア、ふたつを変更希望するのは気持ちの面でむずかしいですが、とにもかくにも伝えないことには始まらないので伝えてみようと思います。今後は母親のことも気がかりですし、、。

 

最後に一句。

静謐に ジジババともに 森の中

 

以上今日の所感でした。